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背負式エンジンブロアー

HG-B263B

取扱説明書

背負式エンジンブロアー

HG-B263B

混合燃料

無鉛レギュラーガソリン:2ストローク用オイル=25:1

上記以外や25:1~50:1のような幅を持たせた混合燃料使用不可

★ご使用前に、必ず取扱説明書をお読みになり、内容を理解してからご使用ください。

はじめに

このたびはお買い上げいただき誠にありがとうございます。

安全に正しくお使いいただくために、ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みください。

誤った使い方をされますと重大な事故につながる恐れがあります。この取扱説明書を熟読しご理解してからご使用ください。また、各ページの警告・注意事項も飛ばさず、必ずお読みください。

安全上のご注意

※お使いになる人や他人への危害・財産への損害を未然に防ぐため、必ずお守りいただくことを説明しています。
●表示と意味をよく理解してから、本文をお読みください。
●お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見ることができる所に、必ず保管してください。
●すべて安全に関する内容です、必ずお守りください。

■表示内容を無視して、誤った使い方をしたときにおよぼす危害や損害の程度を次の表示で区分し、説明しています。

警 告

この表示の欄は、「死亡または重症を負う恐れがある」内容です。

注 意

この表示の欄は、「症、物的損害、故障が生じる恐れがある」内容です。

■お守りいただく内容の種類を次の絵表示で区分し、説明しています。

このような絵表示は、してはいけない「禁止」内容です。
このような絵表示は、必ず実行していただく「強制」内容です。

製品を長くご愛顧いただくために

取扱説明書に従った正しい取扱や定期点検、保守を行ってください。 注意事項に従わず何らかの損害・故障が発生した場合、保証の対象外となりますのでご注意ください。

安全事項

誤った使い方をされますと重大な事故につながる恐れがあります。下記を熟読しご理解してからご使用ください。また、各ページの警告・注意事項も飛ばさず、必ずお読みください。

背負式エンジンブロアーに係る安全事項

警 告

• 本製品は、落ち葉・枯れ葉などを吹き飛ばす機械です。指定された用途以外には使用しないでください。
• エンジンが熱いうちは、給油しないでください。
• 燃料が漏れたり、こぼれたままエンジンをかけないでください。
• 運転時、給油時、喫煙など火気を発生させないでください。
• 換気の悪い場所ではエンジンをかけないでください。
• 回転している部分の近くに手又は足を入れないでください。
• エンジン回転中及び停止後しばらくの間はエンジンやマフラーなどが熱くなっています。触れるとやけどをすることがありますので注意してください。
• 改造、分解は絶対に行わないでください。安全性・信頼性が低下したり故障の原因になります。また、弊社の保証サービスは一切受けられなくなります。
• 正しい操作を知らない人、子供、妊娠中の方には操作をさせないでください。
• 未成年者の単独使用は禁止です。監督下で作業してください。
• 成年者でも、操作の仕方がよく分からない場合は、独自の使用をしないでください。
• 燃料を補給するときは必ずエンジンを停止して、屋外の換気の良い場所で行ってください。
• 燃料をこぼさないように注意してくだい。
• 燃料がこぼれた場合は、直ちに拭き取ってください。
• 燃料キャップは確実に閉めてください。
• チューブの取付けは確実に行ってください。
• 必ず両手でしっかり本体を保持してください。
• エンジンを始動するときは、周囲に人や動物がいないことを確認してください。
• 始動前点検を実施してください。
• 使用中に異常音、異常振動があったときは、直ちに使用を中止し、点検、修理を行ってください。
• 燃料は潤滑油混合ガソリンを使ってください。
• 本製品をご使用になる前に、エンジンの始動、停止の仕方を覚えてください。
• 子供の手の届かない安全な場所に保管してください。
• ご使用前にこの説明書をお読みになり取扱の注意事項をよくご理解の上ご使用ください。

注 意

・古い燃料は使用しないでください。
・25:1の混合燃料以外は使用しないでください。
• 燃料は25:1の混合燃料を使用してください。
• 本製品をご使用になる前に、エンジンの始動、停止の仕方を覚えてください。
• 給油中、燃料タンク内に雪や水が入らないように注意してください。
• 使用中に異常音、異常振動があったときは、直ちに使用を中止し、点検、修理を行ってください。
• 長期保管する場合は、燃料タンクの燃料を抜取り、火気のないところに保管してください。
• 部品交換は、純正部品を使用してください。
• 定期点検整備を行ってください。

背負式エンジンブロアーの作業に係る安全事項

警 告

• 身体の調子が悪いときや、判断力に影響するような酒類、薬物を服用しているときは使用しないでください。
• ご使用時は、使用者から15m以内は危険です。人やペットが入らないようにしてください。
• 夜間、悪天候時、霧の発生時など、視界が良くないときは使用しないでください。
• 足元が滑りやすい、転倒しやすい場所では使用しないでください。
• 不安定な場所、姿勢で使用しないでください。
• 急傾斜地では使用しないでください。
• 燃料タンク内に燃料を入れたまま運搬、保管しないでください。
• 機械の可動部分に絡まるような衣服は着用しないでください。
• エンジンがかかっている状態で本機から離れないでください。
• 人やペットにノズルを向けて使用することは絶対にしないでください。
• 運転中は、排気ガスに十分注意してください。
• 長袖、長ズボンを着用し、すべりにくい安全靴、保護メガネ、耳栓、防塵マスクなどの作業に適した服装を着用してください。
• 長い髪は束ねて帽子、ヘルメットでカバーしてください。
• 適切な時期に休憩をとってください。
• 本機から離れるときは、必ずエンジンを停止してください。
• 危険を感じたり、予測される場合も、必ずエンジンをすぐに停止してください。
• 少しの移動でもエンジンを停止し、ハンドルを持って運搬してください。
• 持ち運ぶときは、エンジンを停止し、完全に止まってから燃料タンクから燃料を抜いてください。
• ブロアー作業中は常に風向きを考え、風上から風下に移動をしてください。
• 風圧により本体が振られる場合があります。ハンドルをしっかり保持してください。

注 意

・機械の可動部分に絡まるような衣服、装飾品、タオルなどは着用しないでください。
・エンジンがかかっている状態で本機から離れないでください。
・石、金属片、ガラスなど硬質な物に向けて使用しないでください。
• 作業中に異常があった場合には、完全に補修した後でなければ本製品を再始動しないでください。
• 万一に備え、救急箱、タオル、外部連絡用電話を用意してください。
• 本機を長時間保管するときは、取扱説明書に従って保管してください。
• 屋内の直射日光が当たらず、風通しがよく、子供の手の届かない場所に保管してください。

注 意

• 弊社は、燃料の販売はしておりません。必ず別途燃料をご準備ください。
• 燃料タンクに、2ストローク用オイルだけ、無鉛ガソリンだけを入れないでください。
• 燃料タンクに4ストローク用オイルを入れないでください。

主要諸元

モデル名 HG-B263B
エンジン 2ストローク空冷エンジン
排気量 63c㎥(cc)
燃料 混合燃料(25:1)
燃料タンク容量 1.8L
始動方式 リコイルスターター
最大風速 78m/s
最大風量 14.44㎥/min
互換点火プラグ BPM7A(NGK)
騒音 109dB
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 490×370×520mm(本体のみ)
490×1830×520mm(フラットノズル、チューブ、アタッチメント装着時)
重量 約9.8kg(本体のみ)
約10.7kg(フラットノズル、チューブ、アタッチメント、クリップ装着時)
3軸合成値 5m/s2 K=1.5

◎弊社は、顧客満足度100%を目指し、日々製品(部品やカラーも含め)の改良を行っています。
 そのため、予告なく仕様を変更する場合があります。
 また、取扱説明書に最新情報が反映されない場合があります。ぜひご理解・ご了承ください。

振動障害の防止

●1日の使用時間について

1日の作業時間は、機体または取扱説明書に表示の「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」により、厚生労働省通達で決められています。

10m/s²より小さい場合
1回の連続作業時間 10分以内
1日の作業時間 2時間以内

●製造時の振動レベル維持のため

• 定期的に点検、整備を行い、常に最良の状態を保ってください。
• 異常がある場合、速やかに使用を中止し、点検整備を行ってください。

各部の名称

※本取扱説明書に掲載されている写真はプロトタイプのため、本製品と仕様が異なる場合があります。


①エアクリーナーカバー

②背負いストラップ

③エンジンスイッチ

④グリップ

⑤エルボ

⑥燃料タンク

⑦燃料キャップ

⑧リコイルスターター

⑨チョークレバー

⑩点火プラグキャップ


①フレキシブルチューブ

②アクセルトリガー

③フラットノズル

④ノズルアタッチメントB

⑤ノズルアタッチメントA

⑥クリップA

⑦クリップB

梱包部品一覧

1. ユニットとすべてのアクセサリを慎重に箱から取出し、全てのユニット・アクセサリに不足・問題がないことを確認してください。
2. 製品を注意深く点検し、輸送中の損傷がないことを確認してください。万が一損傷が見受けられた場合は、運送会社に1週間以内に連絡をしてください。
3. 梱包材を慎重に検査し、使用する前に廃棄しないでください。不足している場合は、お手数ですが弊社までご連絡ください。

警 告

不足しているものがある場合は、不足している部品を入手するまで使用しないでください。
A. 本体 B. ラウンドノズル
C. フラットノズル D. フレキシブルチューブ
E. ノズルアタッチメントA F. ノズルアタッチメントB
G. 工具★ H. クリップ
I. 混合タンク

※写真はプロトタイプのため、製品仕様は変更になる場合や部品が本体に取付済みの場合があります。
★サービス品です。予告なく終了する場合があります。

■ご用意いただくもの

混合燃料を作る場合に必要になります
・無鉛レギュラーガソリン
・2ストローク用オイルJASO FB、FCまたはFD
・漏斗(じょうご)

組立て

警 告

• 作業中にエンジンを始動するようなことは絶対にやめてください。また周囲に子供や動物が近づかないよう配慮をお願いします。
• 組立後は、すべての部品が確実に取付けていることを確認してください。
• 組立には工具を使用します。必ず用途やサイズの合ったものを使用し自身や周囲の確認をしながら安全に作業を行ってください。

1

フレキシブルチューブにクリップBをはめ、本体のエルボに挿込み、付属の工具でクリップBをしっかり締付けます。

2

フレキシブルチューブの反対側にクリップAをはめ、ノズルアタッチメントA を挿込み、クリップAをしっかり締付けます。

3

グリップ取付けリングの蝶ナット、ボルト、ワッシャを一旦取外します。

4

ノズルアタッチメントAの凸部分にグリップ取付けリングの溝部を合わせ、取外した蝶ナット等を取付け直します。

5

テキスノズルアタッチメントAの凸溝に、ノズルアタッチメントBの凸部分を合わせて挿込み、時計回りに止まるまで回します。

6

ノズルアタッチメントBの凸溝に、フラットノズルかラウンドノズルの凸部分を合わせて挿込み、時計回りに止まるまで回します。

運転前の点検

運転前の点検

警 告

• エンジンが熱いうちは、給油しないでください。
• 燃料が漏れたり、こぼれたままエンジンをかけないでください。
• 運転時、給油時、喫煙など火気を発生させないでください。
• 燃料を補給するときは必ずエンジンを停止して、屋外の換気の良い場所で行ってください。
• 燃料をこぼさないように注意してくだい。
• 燃料がこぼれた場合は、直ちに拭き取ってください。
• 燃料は、無鉛レギュラーガソリンと2ストロークエンジンオイルの混合燃料を使用してください。ガソリンだけで運転するとエンジンが焼き付きます。
• 混合燃料は、一度に使い切る量だけ作ってください。

注 意

• 燃料キャップは確実に締めてください。
• 長期保管する場合は、燃料タンクの燃料を抜き取り、火気のないところに保管してください。
• 給油中、燃料タンク内に雪や水が入らないように注意してください。
• 弊社は、燃料の販売はしておりません。 必ず別途燃料をご準備ください。
• 燃料タンクに、2ストローク用オイルだけを入れないでください。
• 燃料タンクに、4ストローク用オイル、チェンオイルを入れないでください。

運転前の点検

混合燃料25:1の作り方

市販の25:1~ 50:1というような幅を持たせた混合燃料やその他使用範囲のある混合燃料は、絶対に使用しないでください。 エンジン焼き付きの原因になります。

★必ず指定のオイルを指定された割合で混合してください。

1

・無鉛レギュラーガソリン
・ 2ストローク用オイルJASO FB 、FC、またはFD
・ 漏斗(じょうご)
・ 混合タンク(付属)
を準備します。

2

混合タンクを25:1と表示されている向きにします。

3

混合燃料25:1を作る場合、①無鉛レギュラーガソリンを「500」のラインまで入れ、②2ストローク用オイルを「25:1」のラインまで入れます。

4

混合タンクのキャップをしっかり閉め、混合タンクを振り、かくはんします。

25:1
ガソリンオイル割合
早見表
ガソリン オイル
100ml 4ml
200ml 8ml
300ml 12ml
400ml 16ml
500ml 20ml
600ml 24ml

運転前の点検

燃料の点検・補充

燃料の量を点検し、不足している場合は補給します。

1

混合燃料(25:1)を準備します。(運転前の点検「混合燃料25:1 の作り方」参照)

2

燃料キャップ面を上にして開けます。

3

混合燃料(25:1)を、少しずつこぼさないよう漏斗(じょうご)等を使い給油します。

4

給油が終わったら燃料キャップをしっかり閉めます。

運転前の点検

エアクリーナーの点検

エアフィルタを点検し、汚れがひどいときはよく洗います。(詳細は点検整備・清掃の仕方「エアクリーナーの点検・清掃」参照)

運転操作の仕方

運転操作の仕方

警 告

• 燃料を補給した場所でエンジンを始動しないでください。
• 換気の悪い場所ではエンジンをかけないでください。
• エンジン回転中及び停止後しばらくの間はエンジンやマフラーなどが熱くなっています。触れるとやけどをすることがありますので高温部に触れないでください。
• 回転している部分の近くに手または足を入れないでください。
• エンジン始動後、異常を感じたり、予測される場合はすぐにエンジンを停止してください。
• 必ず両手でしっかり本体を保持してください。
• 本機から離れるときは必ずエンジンを停止してください。
• 少しの移動でもエンジンを停止し、ハンドルを持って運搬してください。

注 意

エンジンを始動するときは、周囲に人や動物がいないことを確認してください。

運転操作の仕方

エンジンのかけ方

■エンジンが冷えているときのかけ方

※外気温には関係なく、エンジンそのものが冷えている場合です。翌日の再始動などがこれに該当します。

1

エンジンスイッチをON側にします。

2

プライマリーポンプを5~6回繰り返し押し、燃料が来ていることを確認します。

3

チョークレバーを引上げ「閉」にします。この時、写真のように確実に上までレバーを上げてください。

4

本機をしっかり保持し、リコイルスターターを少し重くなるまでゆっくり引き、そこから真っすぐに素早く60~70cm引張ります。
※引く距離が短いとエンジンはかかりません。

注 意

チョークレバーを「閉」の状態で、リコイルスターターを引き続けると燃料を吸い込みすぎて、エンジンが始動しにくくなります。

5

初爆…「ブルンッ」というエンジンがかかりそうな音が一回だけ起こるまで、5回繰り返します。

注 意

• ロープを最後まで引き切らないでください。
• 引いたリコイルスターターは途中で放さずに、ゆっくり戻してください。
リコイルの引き方ポイント


※写真は、別機種です。


①良い例:約70cm引いている状態。
②良い例:穴に対してロープが真っ直ぐになっている。
③悪い例:穴に対して真っ直ぐになっていないと抵抗が生まれ、エンジンがかかりにくく、ロープが摩擦で切れます。

●初爆が確認できた場合

1

チョークレバーを押し下げ「開」にします。

2

リコイルスターターを素早く数回引きます。
※エンジンが冷えている時や燃料切れで補充した時は、10回以上ロープを引くことでエンジンがかかりやすくなります。

3

エンジンがかかったら、そのまま暖気運転を30秒程度行います。

●初爆と同時に始動した場合

1

チョークレバーを押し下げ「開」にします。

2

そのまま暖気運転を30秒程度行います。

■エンジンが温まっているときのかけ方

※外気温には関係なく、エンジンそのものが温まっている場合です。再始動などがこれに該当します。

1

エンジンスイッチをON側にします。

2

プライマリーポンプを数回押し、燃料が溜まっていることを確認します。

3

チョークレバーを押し下げ「開」にします。

4

本機をしっかり保持し、リコイルスターターを少し重くなるまでゆっくり引き、そこから真っすぐに素早く60~70cm引張ります。エンジンがかかるまで数回繰り返します。
※引く距離が短いとエンジンはかかりません。

注 意

• ロープを最後まで引き切らないでください。
• 一度に6回以上は引張らないでください。
• 引いたリコイルスターターは途中で放さずに、ゆっくり戻してください。

5

エンジンがかからない場合は、運転操作の仕方「エンジンのかけ方」の「■エンジンが冷えている時のかけ方」を行ってください。

6

アクセルトリガーを握るとエンジンの回転が速くなります。

アクセルトリガーロックについて

1

アクセルトリガーをいっぱいに握ってからエンジンスイッチを下げると、アクセルトリガーが固定され連続運転します。
解除するには、エンジンスイッチを戻すとアクセルトリガーも戻ります。

エンジンの止め方

1

アクセルトリガーより指を放し、エンジンスイッチをSTOP側に押します。
エンジンが停止します。

作業の仕方

作業の仕方

警 告

• 身体の調子が悪いときは、判断力に影響するような酒類、薬物を服用して使用しないでください。
• 動作中は回転部分に顔や手足、髪の毛、衣服等を近づけないでください。
• ご使用時は、使用者から15m以内は危険です。人や動物が入らないようにしてください。
• 夜間、悪天候時、霧の発生時など、視界が良くないときは使用しないでください。
• 足元が滑りやすい、転倒しやすい場所では使用しないでください。
• はしごや脚立などの不安定な場所、姿勢で使用しないでください。
• 急傾斜地では使用しないでください。
• 燃料タンク内に燃料を入れたまま運搬、保管しないでください。
• 機械の稼働部分に絡まるような衣服は着用しないでください。
• エンジンがかかっている状態で本機から離れないでください。
• 適切な間隔で休憩をとってください。
• 本機から離れるときは、必ずエンジンを停止してください。
• 危険を感じたり、予測される場合も、必ずエンジンをすぐに停止してください。
• 少しの移動でもエンジンを停止し、燃料タンクから燃料を抜き、ハンドルを持って運搬してください。

作業の仕方

ブロアーを使う

1

作業場所にある石や空き缶、木片、金属片、針金、ガラスなど障害物を取除きます。

2

エンジンを始動します。(運転操作の仕方「エンジンのかけ方」参照)

3

本機を背負います。事前にストラップの長さを調整してください。

4

アクセルトリガーを握り、風量の状況をみながら、エンジンの回転を調整します。

5

フラットノズルまたはラウンドノズルを地面に近付け、風上から作業を行います。

点検整備・清掃の仕方

点検整備・清掃の仕方

警 告

• 点検整備をするときは、必ずエンジンを停止してから行ってください。
• 作業中にエンジンを始動するようなことは絶対にやめてください。また周囲に子供や動物が近づかないよう配慮をお願いします。
• 点検整備後は、すべての部品を確実に取付けたことを確認してください。

注 意

• 作業には工具を使用することがあります。必ず用途やサイズの合ったものを使用し自身や周囲の確認をしながら安全に作業を行ってください。
• メンテナンス終了後は汚れが付着しない場所かカバーなどをかぶせて保管ください。
対象部品 点検項目 運転前の点検 初回は10時間運転後 3ヵ月毎または50時間運転毎 6ヵ月毎または100時間運転毎 1年毎または300時間運転毎 掲載ページ
燃料 燃料量、漏れ 運転前の点検「燃料の点検・補充」参照
エアクリーナー 清掃 点検整備・清掃の仕方「エアクリーナーの点検・清掃」参照
交換 点検整備・清掃の仕方「エアクリーナーの点検・清掃」参照
点火プラグ 清掃 点検整備・清掃の仕方「点火プラグの点検・清掃」参照
交換 点検整備・清掃の仕方「点火プラグの点検・清掃」参照

点検整備・清掃の仕方

エアクリーナーの点検・清掃

エアフィルタを点検し、汚れがひどいときはよく洗います。

1

エアクリーナーカバーの左右のノブを回して、カバーを取外します。

2

エアフィルタ、フィルタースポンジの汚れをエアガンやエアダスター等で吹き飛ばしてください。

3

汚れがひどい場合は、交換が必要になります。

4

取外しと反対の手順で取付けます。

点検整備・清掃の仕方

点火プラグの点検・清掃

点火プラグの電極を点検し、汚れている場合は、ワイヤブラシで清掃してください。

1

プラグキャップを取外します。

2

プラグレンチで、点火プラグを取外します。

3

電極の周辺に、オイルや堆積物が付着している場合はワイヤブラシで清掃します。

適応点火プラグ BPM7A(NGK)

4

取外しと反対の手順で取付けます。
※点火プラグは、点火プラグキャップにしっかりはめてください。はめ込みがあまいと点火しません。

点検整備・清掃の仕方

燃料の抜き方

1

漏斗(じょうご)など燃料を入れる容器を準備します。

2

燃料キャップ面を上にして開けます。

3

燃料キャップを本体から取外します。

4

本体を傾け、漏斗(じょうご)などにゆっくり入れて、タンクから燃料を抜きます。

5

燃料を密閉容器に入れ、冷暗所に保管し1ヵ月以内に使い切ってください。

点検整備・清掃の仕方

キャブレターの調整

エンジンが吹き上がらない、アクセルレバーを握ってもエンジンが止まる場合は、キャブレターを調整します。

1

マイナスドライバーを用意します。

2

チョークレバー横の調整ネジを回します。

※調整ネジが少し回しづらいところにあります。 カバーを手前にずらすと回しやすくなります。

3

現時点の位置から反時計回りに1回転させることで、吹き上がりが良くなります。

4

上記で調子が悪くなった場合は、時計回りに2回転させることで、良くなります。

注 意

回転位置が分からなくなった場合は、時計回りに止まるまで回し、その位置から反時計回りに1回転半で元の位置に戻ります。そこから再度調整をしてください。

点検整備・清掃の仕方

アイドリング調整

暖機運転後、アクセルトリガーを放した状態でもエンジンの回転数が高い場合は、アイドリング回転を下げてください。

1

付属のプラグレンチのプラスドライバー部分をアイドリング調整穴に挿込み、アイドリング調整ネジを回します。
右に回すと回転が上がります。左に回すと回転が下がります。

点検整備・清掃の仕方

リコイルスターターの交換

1

4mmの六角レンチを用意します。

2

4ヵ所の六角ボルトを4mmの六角レンチで取外します。

3

新しいリコイルスターターを、逆の手順で取付けます。

長期間使用しないとき

本機を2週間以上使用しないとき

1

点検整備・清掃の仕方「燃料の抜き方」を参照して、燃料タンクから燃料を抜きます。
抜き取った燃料は、密封容器に入れ、冷暗所に保管し、1ヵ月以内に使い切ってください。(燃料は使う前によくカクハンしてから使用してください。)

2

エンジンをかけ、燃料切れで停止するまでアイドリングで回し、キャブレター内の燃料を使い切ります。

3

エンジンスイッチをSTOP側に押します。

4

各部ボルトの破損、腐食、緩みの点検をします。

5

子供の手が届かない場所に保管してください。

困ったときの対処法

●エンジンがかからない

症状 原因 対処
点火プラグに火花が出ていない 始動スイッチボタンの不良 メーカー、購入店に問い合わせ
点火プラグ不良 交換(点検整備・清掃の仕方「点火プラグの点検・清掃」参照)
点火プラグキャップ接続不良 点火プラグをしっかりはめる(点検整備・清掃の仕方「点火プラグの点検・清掃」参照)
キャブレターに燃料が来ていない 燃料が入っていない 燃料を入れる(運転前の点検「燃料の点検・補充」参照)
燃料ホースの詰まり、漏れ ホース清掃、交換
燃料タンク錆びまたは、異物混入による詰まり 交換、フィルタ清掃
キャブレターに燃料は来ているが、エンジン内に燃料が来ていない キャブレター詰まり(ニードル・バルブ固着) キャブレター分解掃除
メーカー、購入店に問い合わせ
エンジンがかからない 古い燃料を使用している 新しい燃料と交換
市販の25:1~50:1対応混合燃料を使用している 25:1の混合燃料を使用する
初爆を見落とし、リコイルスターターを何度も引き続け、点火プラグが燃料で濡れている いわゆる「かぶり」で点火プラグ、ピストン内部を乾かす(「困ったときの対処法(点火プラグの点検)」参照)

●エンジンはかかるが、回転が上がらない

エンジンはかかるが回転が上がらない エアフィルタの汚れ 清掃又は交換(点検整備・清掃の仕方「エアクリーナーの点検・清掃」参照)
キャブレターの調整不良 調整(点検整備・清掃の仕方「キャブレターの調整」参照)

●燃料関連

燃料がキャップから漏れる ゴムパッキンが変形、または硬化 パッキンを外して、再度付け直すまたは交換
プライマリーポンプ、燃料ホースの摩耗 交換

困ったときの対処法(点火プラグの点検)

点火プラグの点検 ※機種により、プラグの位置、プラグキャップやリコイルの形状等が異なります。ご了承ください。

①プラグキャップを取外し、付属のプラグレンチでプラグを取外し、先端を確認します。

付属のプラグレンチで 反時計回りで取外します。 振動等で緩まないよう少し固めに締め付けています。

先端が濡れている

燃料で濡れているため布等でよく拭きます。

リコイルスターターロープを引いて(15~20回)、プラグ穴から燃料が出てこないか確認し、出てきたらよく拭き取ります。

※「先端が濡れていない」に進みます。

先端は濡れていない

②取外したプラグをキャップに取付けます。

③スイッチをONにします。

④プラグ先端をエンジン金属部に当てながら、リコイルスターターを引きます。

火花が出る

プラグに異常はありません。プラグ先端の濡れは燃料の行き過ぎで起こります。
再度エンジンをかけ、確認ください。それでもかからない場合は、他の原因が考えられます。

火花が出ない

プラグの不良か他の原因が考えられます。
購入先にお問い合わせください。

消耗品・部品一覧

商品名 商品コテキスト
ラウンドノズル hg-b263b-p038-1n
フラットノズル hg-b263b-p038n
リコイルスターター
アッセンブリ
(HG-B243B/HG-B263B共通)
hg-b263b-p002n

使用することで消耗する部品または劣化する部品は全て保証適用外となります。
ゴムを使用する部品、皮を使用する部品、樹脂を使用する部品、スポンジ類、紙類、パッキン類、ギア・ベアリング等の干渉する部品、ボルト、ナット、ヒューズ、モーターブラシ、チェーン、バルブ内部の部品、バネ、潤滑油、燃料、作動油、刃または先端部品、クラッチ、シャーピン等の緩衝部品、ワイヤ、バッテリ、点火プラグ等

★上記消耗品・部品をご注文の場合は、下記各サイトよりご注文ください。

本店サイト▶
https://www.haigeshop.net/

楽天サイト▶

https://www.rakuten.co.jp/haige/

ヤフーサイト▶

https://store.shopping.yahoo.co.jp/haige/

※電話やFAXでのご注文は、誤発注・誤発送を回避するため、受付けておりません。
 ご迷惑・ご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

保証内容について

2023.8 現在

本規約は、ハイガー(以下「弊社」とする)を経由して販売させていただいた該当商品に関して保証する内容を明記したものです。
弊社商品には商品保証書等は同梱しておりません。お客様の購入履歴や保証情報は弊社にて管理・保管しておりますのでご安心ください。
返送いただく場合商品を再梱包していただく必要がございますので、梱包材はお捨てにならないようお願いいたします。


1.保証の期間

商品発送日(ご来店引取の場合ご来店日)から1年間といたします。業務用・営業用として使用される場合、保証期間は6ヵ月といたします。
保証期間を超過しているものについては、保証の対象外となり有償対応となります。
商品発送日より7日以内の初期不良にあたる場合、送料・手数料弊社負担にて対応いたします。


2.保証の適用

・お買い上げいただいた弊社商品を構成する各部品に、材料または製造上の不具合が発生した場合、本規約に従い無料で修理いたします。(以下、この無料修理を「保証修理」とする)往復送料や出張修理を行った場合の出張料は、お客様のご負担となります。
・保証修理は、部品の交換あるいは補修により行います。保証修理で取り外した部品は弊社の所有となります。
・本規約は、第一購入者のみに有効であり、譲渡することはできません。ご購入された年月日、販売店、商品、製造番号の特定ができない場合、保証が受けられない可能性があります。
・本規約の対象となる商品とは、日本国内で使用し故障した商品とします。日本国外に持ち出した時点で保証は無効となります。


3.保証適用外の事項

(1)純正部品あるいは弊社が使用を認めている部品・油脂類以外の使用により生じた不具合
(2)保守整備の不備、保管上の不備により生じた不具合
(3)一般と異なる使用場所や使用方法、また酷使により生じた不具合
(4)取扱説明書と異なる使用方法により生じた不具合
(5)示された出力や時間の限度を超える使用により生じた不具合
(6)弊社が認めていない改造をされたもの
(7)地震、台風、水害等の天災により生じたもの
(8)注意を怠った結果に起きたもの
(9)薬品、雨、雹、氷、石、塩分等による外から受ける要因によるもの
(10)使用で生じる消耗や時間の経過で変化する現象(退色、塗装割れ、傷、腐食、錆、樹脂部品の破損や劣化等)
(11)機能上影響のない感覚的な現象(音、振動、オイルのにじみ等)
(12)弊社または弊社が認めているサービス店以外にて修理をされた商品
(13)使用することで消耗する部品または劣化する部品(ゴムを使用する部品、皮を使用する部品、樹脂を使用する部品、スポンジ類、紙類、パッキン類、ギヤ・ベアリング等の干渉する部品、ボルト、ナット、ヒューズ、モーターブラシ、チェーン、バルブ内部の部品、バネ、潤滑油、燃料、作動油、刃または先端部品、クラッチ、シャーピン等の緩衝部品、ワイヤ、バッテリ、点火プラグ等)
(14)保証修理以外の、調整・清掃・点検・消耗部品交換作業等
(15)商品を使用できなかったことによる損失の補填(休業補償、商業損失の補償、盗難、紛失等)


4.別扱いの保証

部品メーカーが個別に保証している部品については部品メーカーの保証が適用されます。


5.保証修理の受け方

まずはお問い合わせフォームにて弊社へご連絡をください。
またはお近くの修理協力店へご連絡をしてください。
症状・使用状況を伺いし、お手続方法をご案内させていただきます。


6.注意事項

・動作点検を行ってから出荷しておりますので、燃料やオイル、水分が残っていたり、多少の傷や汚れ等が付いている場合があります。
・部品の在庫がない場合、お取り寄せにお時間をいただくことがあります。
・仕様変更などにより同時交換部品が発生する可能性があります。
・仕様変更などによりアッセンブリーでの供給しかできない場合があります。
・生産終了品につきましては、部品供給次第で修理不可能な場合があります。
・無在庫転売者(送り先が毎回違う購入者)の場合、転売者より購入した商品の場合、保証は無効となります。
また発覚次第転売者への措置を取らせていただきます。


■アフターサービスについて■

1.販売機種が対象となります。※弊社で商品をお買い上げの方に限らせていただいております。
2.生産終了品につきましては、部品供給次第で修理不可能な場合があります。
3.保証期間(1年間)を過ぎたものは、保証期間内におけるご使用回数に関係なく、すべて有償となります。
4.修理の際の往復の送料はすべてお客様ご負担となります。
5.修理協力店へご依頼の際は、直接修理協力店に修理代をお支払いください。

お客様ご相談窓口

故障部品をお客様で交換される場合

弊社にメールにてご連絡頂くかお近くの修理協力店にご連絡ください。
保証期間内は消耗品を除き、壊れた部品は弊社で保証致します。
その際に生じる往復の送料は全てお客様のご負担となります。

故障部品を弊社で修理する場合

弊社にご連絡ください。
保証期間内は消耗品を除き、壊れた部品は弊社で保証致します。
その際に生じる往復の送料、また修理工賃は全てお客様のご負担となります。


修理依頼されるときは、メールにて下記事項をご連絡ください。
・ご注文番号・商品名・商品の型番・故障の状況・購入サイト・購入年月日・お名前・ご住所・電話番号

故障部品を修理協力店で修理する場合

お近くの修理協力店にご連絡ください。
保証期間内は消耗品を除き、壊れた部品は弊社で保証致します。
その際に生じる往復の送料、また修理工賃は全てお客様のご負担となります。
遠方の場合の出張修理や引取り修理は、別途料金が発生致します。
■保証適用について■
まず、ご購入された店舗にご連絡をしてください。
保証期間内は消耗品を除き、壊れた部品は弊社で保証致します。
その際に生じる往復の送料は全てお客様のご負担となります。
・本商品が対象となります。
※ただし、以下の場合は保証適用外となります。
・お客様のメンテナンス・確認不足等によるもの。
・人為的による破損等。
・運送会社など、第三者により生じた支障。
・弊社が故意・過失・他、正常のご使用に反して生じたと判断する全ての支障。

■初期不良について■
・初期不良期間は、ご使用回数に関係なく商品発送日より7日以内とさせていただきます。
・商品受領後、1週間以内にご連絡ください。
※無償修理又は無償交換のいずれかを弊社判断にて、ご対応させていただきます。
・修理協力店にご依頼の際は、修理工賃・部品代・送料は当社が負担させていただきます。

■消耗品について■
・消耗品につきましては、初期不良以外はすべて有償となります。

■保証期間について■
◎詳細は「保証内容について」ページをご確認ください。
・商品が出荷された日・お渡し(ご来店時)から1年間となります。業務用として使用される場合、保証期間は6ヶ月といたします。

修理、部品に関するご相談

修理依頼される時は、下記を事項ご連絡ください。
①ご注文番号

②商品名
③商品の型番
④故障の状況
⑤購入サイト、年月日
⑥お名前
⑦ご住所
⑧電話番号

修理、使い方などのご連絡窓口

お手数ですが、今一度本取扱説明書を熟読し、弊社のサイトや動画等を見ていただき、問題が解決しない場合は、下記までお問い合わせください。

修理やご相談は本社カスタマー・サポート・センターまでお願い致します。
受付は年中無休ですが、メールのご返信は平日のみとなります。
また、内容によってはお調べるするのに数日要する場合があります。
ご了承ください。
本社カスタマー・サポート・センター▶https://haige.jp/c/

修理協力店

修理店により修理対応機械が異なりますので、最新情報は下記サイトをご覧ください。

本店サイト▶
https://www.haigeshop.net/html/page3.html

楽天サイト▶
https://www.rakuten.ne.jp/gold/haige/support/repair/shop/

ヤフーサイト▶
https://shopping.geocities.jp/haige/after.html

カスタマー・サポート

「製品のお困り事」は、カスタマー・サポート・センターへ。

製品が利用できない」、「故障かな?」、「修理をしたい」、「パーツを購入したい」など、下記カスタマー・サポート・センターへ、お問い合わせください。


カスタマー・サポート・ センターお問い合わせ窓口▶
https://haige.jp/c/